『檻』北方謙三
突然ガキの頃に読んだ本が読みたくなり
本屋で文庫を購入
『檻』北方健三・著(集英社文庫)
『背いて故郷』志水辰夫・著(新潮文庫)
2点とも80年代半ばの作品で
当時高校生だった
新聞配達のバイト代で買った単行本を
学校の授業中教科書に挟んで読んでいた記憶がある
(イヤな高校生だな~)
いわゆるハードボイルドや冒険小説といわれる作品
そこに描かれる大人の世界にしびれていた
「やせ我慢の美学」に陶酔していた
たかが高校生のガキに周辺にある世界
大した「やせ我慢」が必要ではなかった(と思う)
それでも僕は20代前半まで
この「やせ我慢の美学」とやらを大切にしていたし
生きる上でひとつに道標だった
それがいつしか
「やせ我慢の美学」どころか
大声で愚痴ったり泣いたり叫んだり
転げまわったりのたうちまわったり
這いずりまわったりしていた
弱さをさらけ出す生き方になっていた
そういう己の弱さから
結果人を傷つけたこともある
今回ガキの頃に好きだった本を読み直して
自分にとって美学としたものを
少しだけ思い出した
ずいぶん遠いところまできたけど
少しだけでも取り戻したいと思った
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檻 (集英社文庫) 著者:北方 謙三 |
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背いて故郷 (新潮文庫) 著者:志水 辰夫 |
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